ジブ練習計画_テクニカルな話

素人なので当たり前ですが、メイクのための技術的な事はプロの指導等を参考にしてください。ここでは主に効率の良い練習計画の立て方等、管理人が試行錯誤を繰り返した結果、良好だったものを紹介しています。 特に、第一次スノーボードブーム時に始められて、それなりの年齢になられた方々には、体力温存のアイデアとかが結構参考になるのでは?と思っています。というのも、管理人の周りでも、つい数年前までキッカーで720回してたような人がどんどん 引退していくのを見るにつれ、嘉田前知事じゃないですけど、ひじょうにもったいないと思っているからです。ただし、素人の実践を紹介しているだけですから参考程度に留めといてください。念のため。

効率良く新技練習に集中するためにしている管理人の実践例

グーフィーの方はこちら

ゲレンデ選択について

管理人の場合、ここ数年屋内ゲレンデメインになってきました。というのも、ジブ系の練習の場合、屋内ゲレンデの方が圧倒的に練習効率が良いからで、シーズン中でもよほど天気が良くて気が向いた時以外は屋内ゲレンデに 通っています。実際にアイテムにトライした数をチェックすればはっきりしますが、土日にしか行けない場合などは、屋外ゲレンデの場合、パークの順番待ちもあって驚く程実際のアタック数は少ないことに気が付きました。また、屋外ゲレンデの場合、 単に移動するだけの斜面も多く、若いときならばグラトリでもして体温めながらながら流すこともできますが、ある程度の年齢になると、このような移動だけの目的で無駄に体力を消耗してしまうと、肝心なアイテムでの新技練習の力が残りません。「それだったら、大人になって、 おしゃれな小技でも入れながら軽く流してもっと楽しめよ。」となるのでしょうが、チャレンジし続けないと窒息する性分なので、そういうスタイルは、たまにならともかく、毎回となると無理です。そういった事情から辿り着いた答えが、 如何に無駄な体力消耗を抑えアイテムのアタック回数を増やすか?となり、ベストアンサーが屋内ゲレンデという判断です。ただ、悪いことが無いわけではなく、通常の雪質より斜面が固いため、クラッシュ時のダメージが大きくなりがちですので、 リスク管理はそれに合わせる必要があるかもしれません。小さ目のパークゲレンデで、効率の良さそうな練習ができそうなところに通うのも手ですが、平日じゃないと混んでますね、こういうところは。アイテムを絞ってハイクアップも効率いいですが、そもそも、 ハイクアップ自体禁止しているところが多いので限られた手法になります。自宅の庭が広ければ、アイテム作って人口芝でドロップインっていうのもいいですし、実際、管理人も作ってみましたが、管理人の場合、庭が狭くて板がまともに回せませんでした。ご近所に響く音も凄いので、 結局これはボツになりました。そういうことなら、いっそ、残雪期間の長い地域の北向き斜面付き別荘地に家買って、庭でジブるっていうのが一番効率が良いでしょうね。練習以外の諸々の効率を無視すればの話ですが・・・。これも管理人は実際に、白馬村、斑尾を下見してきました。 こういうところは別荘地が多いので、物件自体は破格でも、管理費が大変そうな感じがしました。

トリック名整理_レギュラーの方用

この辺りからトリック名が出てきますので混乱を防ぐため一旦整理します。(ただでさえややこしいのに、違うスタンスを同時に記載するとよけい混乱するので、グーフィースタンスの方はこちらをご覧ください。)ジブに関しては系統立って解説しているものがあまり出回っていない気がします。管理人も独学なので、思い違いがあるかもしれませんが、 この辺は整理しておかないと、話が混乱するのでまとめてみました。現場での呼び方も色々あるみたいで、無駄に混乱するのは効率悪いので当サイトでは以下の表記方法で統一します。サイドイン前提です。

[インの入り方をトリック名の初めに付けます]

■FS
(frontside)
>
									<figure id=

レールに向かって左からイン。要はレールを体の前で見ながら入っていく状態で、通常トゥーエッジでのアプローチのはずです。

■BS
(backside)
>
									<figure id=

レールに向かって右からイン。要はレールを背中で感じながら入っていく状態で、通常ヒールエッジでのアプローチのはずです。

■SW_FS
(switchfrontside)
>
									<figure id=

SWで、レールに向かって右からイン。要はレールを体の前で見ながら、SWで入っていく状態で、通常トゥーエッジでのアプローチのはずです。

■SW_BS
(switchbackside)
>
									<figure id=

SWで、レールに向かって左からイン。要はレールを背中で感じながら、SWで入っていく状態で、通常ヒールエッジでのアプローチのはずです。

◆FS_HW
(frontsideHardway)
>
									<figure id=

FSのイン時にローテーションを入れる技の場合、ブラインド方向にローテーションを入れる場合はそのままFS_180等と表記します。逆(オープン)方向にローテーション入れる場合、HWを付けてFS_HW_180等と表記します。 上のアニメはFS_HW_180の例で、絵の表現力が微妙ですが、レールに乗ってから回るのではなく、空中で回り終えてからレールオンします。以下のイン技の説明も同じです。参考までに、レールに乗ってから接触したまま回すのはドライブ、 レール上でほんの数ミリでもジャンプして回すと載せ替えといいます。

◆BS_HW
(backsideHardway)
>
									<figure id=

BSのイン時にローテーションを入れる技の場合、オープン方向にローテーションを入れる場合はそのままBS_180等と表記します。逆(ブラインド)方向にローテーション入れる場合、HWを付けてBS_HW_180等と表記します。 上のアニメはBS_HW_180の例です。

◆SW_FS_HW
(switchfrontsideHardway)
>
									<figure id=

SW_FSのイン時にローテーションを入れる技の場合、ブラインド方向にローテーションを入れる場合はそのままSW_FS_180等と表記します。逆(オープン)方向にローテーション入れる場合、HWを付けてSW_FS_HW_180等と表記します。 上のアニメはSW_FS_HW_180の例です。

◆SW_BS_HW
(switchbacksideHardway)
>
									<figure id=

SW_BSのイン時にローテーションを入れる技の場合、オープン方向にローテーションを入れる場合はそのままSW_BS_180等と表記します。逆(ブラインド)方向にローテーション入れる場合、HWを付けてSW_BS_HW_180等と表記します。 上のアニメはSW_BS_HW_180の例です。

(⇓参考⇓)HW(hardway)でない場合のローテーションが以下になります。上のアニメと同じで180の例です。

>
									<figure id=↑FS_180
>
									<figure id=↑BS_180
>
									<figure id=↑SW_FS_180
>
									<figure id=↑SW_BS_180
◇Ripslideについて

要は、ジブの場合サイドインが前提で話が進んでいくため、frontoside,backsideといってもアイテムに対してアプローチするリップが左右どちら側かということを表しており、技で回転する方向を云っているわけではありません。ここが混乱するポイントではないかと思います (お察しのとおり管理人も混乱しておりました)。技で回転してインする場合、FSインであればブラインド方向、BSインであればオープン方向が通常の回す向きであり、当サイトでは混乱を避けるため、特にこれらをブラインド、オープン等とは表記しません。トライしてみると解りますが、これは進入時の板の先端からアイテムを超えていく回し方となり、 逆に、進入時に板後方からアイテムを超えて(跨いでというみたいですが)いく回し方をHWと表記します。さらに、少しややこしくなりますが、HWで90°回す場合だけはHW90とは呼ばずRipslideと呼びます。よく略してフロントリップとかバックリップとか言いますが、前者はFSインでアプローチしてテイクオフ後、90°回してバックサイドボードスライド の状態でオンすることを指し、後者はBSインでアプローチしてテイクオフ後、90°回してフロントサイドボードスライドの状態でオンすることを指してこう呼びます。当サイトでは、_Ripと略して表記します。今の例でいうと、前者がFS_Rip、後者がBS_Ripです。一度でもエントリーしてみると解るかと思いますが、サイドインの場合、 同じスライドスタイルの技でもFSインとBSインでは、難易度、恐怖感がまるっきり変わってきます。したがって、単にフロントサイドボードスライドとスライドのスタイル名を表記しても、センターインであればこれで事足りますが、サイドインの場合、FSインのフロントサイドボードスライドなのか、BS_Ripなのかが解らないと、技の難易度という本質的なところが 良く伝わらないということになってしまいます。

◇FS_Rip
(frontsideRipslide)
>
									<figure id=
◇BS_Rip
(backsideRipslide)
>
									<figure id=↑これ怖ーい(管理人談)
◇SW_FS_Rip
(switchfrontsideRipslide)
>
									<figure id=
◇SW_BS_Rip
(switchbacksideRipslide)
>
									<figure id=↑これさらに怖ーい

[アウト時のローテーション方向について]

▲OP(opposit)

インで回した向き側に回してアウトする場合は回転度だけ表記し、それ以外は特に何も表記しません。インで回した向きと逆に回してアウトする場合はOP270out等と表記します。ただし、本質的にこれは、エッジの効かないアイテム上で、 イン時での回転惰性を一度止めて、新たに逆方向の回転推進力を生み出す"やりくり"に対する冠のようなものと管理人は理解しているので、アイテム上でドライブや載せ替えをした場合には、単にイン時の回転方向と比較するのではあまり意味を 成さないと思うので、そういったレアなケースの場合は技名を省略せず、解るように細かく記載します。今のところ管理人には無縁の高難度の技になりますが・・・。


下のアニメーションはFS_180でレールオンした場合のOP180outと通常の180outの例です。
▲FS_180_OP180out
(frontside180_opposit180out)
>
									<figure id=
△FS_180_180out
(frontside180_180out)
>
									<figure id=

* 90°回してボードスライドでオンする場合等は、通常ローテーション技に分類しないことから、アウト時にopposit等とは付けないようですが、等サイトではこれらも全てまとめてoppositか通常かを分けて表記します。というのは、定番の技のボードスライドからの 270アウトですが、インするときの回転角90°よりも多く回すことから、イン時と逆方向に仕掛けるopossitはかなり難度が高いと管理人は思うからです。単に270outでは、その辺が良く伝わらないと思いますので・・・。

[イン・アウト以外のトリックについて]

板の乗せる位置によってスライド時の名称が変わったり、タップや載せ替え、ドライブやプレス等が技名に追加されたりするのですが、全部解説すると辞典のようになるので、それについては一般的な呼称を使用しカタカナで表記します。管理人的にはジブの場合、 先ずはイン技が最重要項目だと思うので、この部分が曖昧な理解だと意味が通じない事態に陥る可能性があるため、、この部分の表記をまとめた次第です。

練習計画で意識している事(管理人の実践例)
尾を引く怪我をしない

これは絶対条件だと思います。クラッシュがつきもののスポーツなので無傷というわけにはいきませんが、X系スポーツ業界のマーケッティング戦略に釣られて、わざわざ望まないリスクを抱え込む必要もありません。管理人も肋骨にヒビが入る程度のことは以前許容していましたが、 ここ最近は意識してリスクを抑え込んでいます。以前は車のバンパー程度に捉えていた肋骨のヒビでも、回復まで3週間程のコルセット固定(管理人は腰痛用ベルトで固定して仕事します)は必要で、この間に、軸の筋肉はゲッソリ落ちてしまい、故障前のレベルまで戻すのに相当の期間を要しますから、無理したことによって得られた利益と比べると、 ひじょうに効率が悪いケースが多いように思います。完全に治る怪我であっても、幹部固定を要する場合は、屋内ゲレンデ等を利用しないのであれば、シーズンスポーツということもあって、タイミングによっては複数年以上、まともに次のレベルの練習が出来ないといった事態も容易に起こりえます。 かといって、スノボDVDのセーフティーガイドの通り安全第一でゆっくり時間をかけていったのでは、ある程度の技以上になるとめっきり上達速度が落ちます。ですから、自分でリスク管理してチャレンジしていく以外はないと悟るに至りました。管理人の場合、技の難易度はそれほど高くないのにリスクだけは高いといったものは後回しにしています。 リスク許容度は期待値で変わりますから、高難度の技が出来るかもしれないという場面であれば、ある程度リスクを許容しています。同じ理由で、疲労を意識して管理しており、難易度がそれほど高くないのに疲労する技は、肝心な新技に繋がる練習エネルギーを浪費するので避けます。特に年配の方はこれ重要だと思います。調子に乗って、得意技ばっかりやってて、 そろそろ新技の練習でもしようかな?と思った頃には既に時遅し、といった事を何年も繰り返してきましたから良くわかります。ですから、ジブサイドインではイン技を強く意識し、アウト技はインで残った軸の捻じれ等をリリースするようなイメージで、流れ次第でやってます。アウト技で無理してクラッシュし、そのダメージでその日は終了、 というのはひじょうに効率が悪いように思います。逆に、センターインで着地が安全な場合はアウト技の練習台として使うことが多いですが、インでの新技のイメージが同期しそうな時は、体力がもったいないのでそれも控えます。もちろん、若い方はそんなことあんまり考える必要はないと思います。

練習計画で意識している事(管理人の実践例)
イメージの湧く技から取り組む

順序立てて覚えていく方が良いのかもしれませんが、管理人の場合、自分の妄想で強くイメージ出来たもので、かつ、上記リスクバランスで優秀なものから練習していきます。イメージしにくい技の方が自分的には難しいですし、イメージできた技の方が難易度が高いとされるものであれば、 逆にラッキーと思って、迷わずそっちから手を付けた方が効率良いように思います。そうこうしていく内に、湧かなかったイメージのヒントが他の技の修行中にヒットする事は良くありましたから、イメージに乗らないうちは放っておく主義になりました。なので、管理人の場合BS_HW_180をレギュラールーティンで練習しておきながら、 フロントサイドボードスライドはまともに練習したことがありません。特にボードスライドは股の間にレールを入れるのが生理的に怖くて苦手な技です。BS_HW_180にトライして、回転が足りずにそうなってしまった時はしかたがないので許容しますが、だからこそ、何が何でも180以上回し切ろうと恐怖の裏返しで必死で回してるといった側面もあります。

練習計画で意識している事(管理人の実践例)
疲労が一か所に集中しないように練習ルーティンを決めてしまう

管理人の現在の練習ルーティンは、1.FS_HW_180→2.SW_BS_180→3.BS_HW_180→4.FS_テールプレス→5.BS_Rip_フロントサイドテイルスライド→6.SW_FS_フィフティーフィフティー、とこの6つの技に決めています。例によって、アウト技は流れ次第で無理はしません。今のメインテーマは1.2.3.で、 目標は全て270onです。1.だけだったりすると、使う筋肉が同じなので直ぐに上がりますし、筋肉のバランスも崩れるように思います。3.は完全なノーリーテイクオフなので、1.→2.→3.の組み合わせで疲労バランスはある程度とれてるように思います。また、3.は2.を後ろに進みながら行うイメージなので、3.が少しリスクが高いこともあって、必ずこの順番で行い 、2.のテイクオフが疲れて頼りなくなってきたら、3.を止める等してリスク管理しています。4.5.6.は、筋肉のリリースを主目的としてルーティンに入れていますので、残体力が僅かになると切り捨てて1.2.3.だけで追い込みます。また、4.のもう一つの目的は、2.の練習の派生技で2.をテールプレスで乗せた際にオポサイトの360アウトという妄想もあり、 このアウトに必要な直前体勢の確認というものです。もちろん、アウト技なので、いけそうな感じになった時だけ仕掛けるという低リスク無理しない状態でのトライです。5.6.はトラウマ系の苦手技なので、ルーティンを決めずに雰囲気でやると先ず練習しないこともあり、無理やりルーティンに突っ込んでいます。イメージの湧かない技は後回しといいましたが、 1.の270on時にフロントサイドテイルスライド、2.の270on時にスイッチフロントサイドノーズスライドを妄想しており、その予備練習も兼ねてといったところです。1.の270on時はフロントサイドテイルスライドのイメージなので、ルーティンにSW_BS_Ripを入れるべきなのでしょうが、BS_Rip自体、リスクがめっぽう高いとして外してきた技なので通常の練習ルーティンに入れるかどうかは?です。 1.を270onまで回すイメージはセンターインのレールで、意識的にFS_HW的ラインどりとリップ下から早めにテイクオフすることで、疑似的に練習してみましたが、これだと270on出来ます。しかし、ビデオで確認すると、やはり回しにいくのが早すぎて、実際に膝下程度のサイドインでも、同じようにトライするとインで引っかける可能性が高いと思われます。 3年前に1.の270onを250mm程度の低めのサイドインで3回メイクしているのですが、この時の絵が無く苦労(やっぱり、絶対撮っておかなきゃダメね)してますが、やはり高難度とされているだけあって、難しい技です。だからこそ、色々先行動作のイメージいじったりする試行錯誤の工程が面白いのですが、もうじきいけるんじゃないかと勝手に思い込んでいます。 テイクオフと同時に頭を回転方向に入れていってみようかな?と思っているところです。また、アプローチスピードをもっと上げて、テイクオフ自体の滞空時間を延ばす手もあるのですが、それだと、今度は怖いばかりか、オン時に弾かれないようにする必要があり、そのためにも、SW_BS-Ripを練習しておくべきなのですが、管理人の妄想では、 居合抜きのようにレール跨いだ瞬間に、ぎりぎりのマージンで素早く270返そうと企んでおり、今のところは低速アプローチでチャレンジしております。ただ、どっちににしても、ダウンレールのダウン角度が急になると弾かれ対策がいるようになってくると思うので、それはそれで何れ練習していかなければならなくなるでしょうが・・・。話が長くなりましたが、 何故練習ルーティンを決めているかというと、現時点で一番難易度が高い新技目標に合わせ、疲労の出方や新技到達に要請されるであろう自分の中での苦手克服等含めて、最も効率が良くなるように予め机上で計画しておき、パフォーマンス時には余計な事を考えずに集中できるようにするためです。技のバリエーション自体が未だ少なかったときは、 疲れを分散させるルーティンを構築する事自体が困難でしたが、裏を返せば、これは、いつも同じ系統の筋肉に負荷をかけ続けている事実を物語っているわけですから、地味な技でもなんでもいいから、疲労をリリースできる技を取り敢えず入れていくように最近変えてきました。また、以前痛い目にあった記憶が邪魔をするトラウマ系の苦手技は、管理人の場合 、流れにまかせて練習していてもまずトライする事はないので、無理やりルーティンに突っ込んでいます。トラウマ系はテクニカル的な問題も大きいのでしょうが、それ以前に心の問題があるので、これは実際にトライして慣れてしまうのが手っ取り早いと思い、剥きになって完成度を意識するよりレールに1タッチするくらいのイメージで行っています。 やってる内に慣れてくるだろうと・・・。管理人の場合、ルーティンの5.6.が正にそれで、6.などは深く考えず思いっきり両足踏切でテイクオフしています。スタイリッシュにしていこうとかは、心のリハビリが済んでからで充分だと思っています。しかし、これだけだと、いつまでたっても進歩しないクソ面白くない地味練習になるのでしょうが、第一目的はメインテーマの新技なので、 こっちはその分、剥きになってトライしていくという練習風景です。さらにもう一つの側面、安全上の効果について。管理人は器用な方ではないので、次にやる技を決めておかずに、スタート直前まで迷ってしまった場合がひじょうに危険な事に気付いたという経緯があります。イメージが体の動きの一部に残ってしまうからだと思うのですが、 それは場合によってはひじょうに危険なケースになるという経験です。なので、ルーティンを決めてしまえば、もはや迷いはありませんから、そういう面でより安全だと思います。どっちつかずのイメージで難易度の低い技に入るくらいだったら、覚悟して難易度の高い技に入る方がよっぽど安全なのではないか?という考えです。パークの順番の具合で、前のパフォーマーと技が被ることもあったりしますが、リスクを冒しているスポーツなので、カラオケで曲が被るのを気にするような面倒臭いことは考えないようにしています。最後にフリーランについて一言。フリーランの中 にこそフリースタイル上達の鍵がある的なガイドが多かったような気がしますが、確かに、総合滑走能力、特に、カービングが出来ていると思っていても実際には切り替え直後が甘いケースが多く、条件の良い斜面では自覚症状も得られにくいため、様々な斜面条件下での滑走能力を鍛える為には、間違いなくフリーランは有効だと思いますが、トリックの技自体 の難易度を上げていこうとするのなら、闇雲にフリーランしていてもらちが明かない気がします。ルーティンを拘束してしまった方が手っ取り早いように思うようになりました。歳は思っているよりあっという間にとるもので、残り時間が迫ってくるとそう呑気には構えていられなくなります。

練習計画で意識している事(管理人の実践例)
ビデオ撮りして分析する

撮影・編集のテクニカル的な事については撮影・編集についてを参照してください。ここでは、作成した映像クリップをどうやって使っているかについて、管理人の実践例を紹介します。といっても、お堅く説明する程のことでもないのですが、要は、短時間で出来るだけかっこよく編集 して自分で観て楽しんでるだけです。ただし、一応決まり事があって、過去の調子良かった時の映像をカットインしたりせず、一回滑りに行く度に、その時の元絵だけで1〜2分程度にまとめたものを作るようにしています。昔は良かったなァ的な懐古趣味オヤジになるのは勘弁なので、今の現状を直視するようにしているのと、メイクしかかっているような良いイメージ に繋がりそうな元絵については、完全な捏造的編集技術以外の出来る限りの手法で、あたかもメイクしているかのような演出をします。出来るイメージを植え付けるためで、これを、スマホに入れて信号待ち等のちょっとした時間にちょくちょく見て自分で自分を洗脳しています。こうしたことをやっていると、調子を落としてしまうと、滑りに行ってもしょぼい「おみやげ」 しか持ち帰りできなくなりますので、モチベーションは上がるかと思います。逆に、撮影機器不具合等の不可抗力で撮影不能時に、モチベーションが極端に下がってしまうという副作用もありますが・・・。